「あなたは、トモダチが大変な時、助けに動けますか？」

あの「３．１１：東日本大震災」から早くも５年が過ぎました。津波や原発の映像が、まだ記憶に新しいという方も多いのではないでしょうか？

あの震災の時、日本国内だけでなく、世界中から支援の手が差し伸べられました。特に、震災からたった２日で行動を起こしたのが、米軍の空母ロナルド・レーガンを中心とし多数の艦艇が参加した、「トモダチ作戦」です。

津波に飲み込まれ、ガレキの山となった仙台空港が、たった一か月で復旧したことは、トモダチ作戦がなければ、実現しなかった奇跡と言われています。

ただ、トモダチ作戦に参加したアメリカ人たちが、今どうしているのかをご存じの方は、ほとんどいないのではないかと思います。

実は現在、作戦に参加した４００名を超える方が、ガンや白血病などの健康被害に苦しんでいるとしたら、あなたはどんな気持ちになるでしょうか？

彼らの大半は、志願した若者であり、健康面では厳格な審査を受けて入隊したといいます。そんな彼らが、作戦後に深刻な病気に苦しめられています。ただ、トモダチ作戦との医学的な因果関係が証明できず、アメリカでも、日本でも十分な補償を受けることができないという状況になっています。

この現状を知った小泉元総理が、「トモダチ作戦」に参加し、日本のために力を尽くしてくれた元アメリカ兵のために、できる限りのことをしたい！と立ち上がりました。そこで創設されたのが「トモダチ作戦被害者支援基金」です。

そして、小泉 純一郎氏に直接お会いし、その熱い想いに感銘を受けた本田健は、このことをもっと多くの人に知って欲しいと考え、その場として、チャリティー講演会を提案しました。すぐにご快諾をいただき、２０１７年１月１１日に、東京で講演会を開催することが決定しました。

講演会では、小泉 純一郎氏に「トモダチ作戦被害者支援基金」設立の想いや、今後の日米関係、世界平和や、日本の進むべき道などについて、語っていただきたいと考えています。総理時代、小泉純一郎氏は明快なスピーチで有名でした。今回もどういう話が飛び出してくるのか、とても楽しみです。

この講演会は、会場の関係で少人数での開催となります。総理大臣を経験された方と、直接お会いすることは、普段なかなかないことではないかと思います。アメリカの友情に応えたい、小泉さんの思いを応援したいという方は、ぜひご参加下さい。

今回のチャリティー講演会の収益金は、会場費などの諸経費を除き、すべて「トモダチ作戦被害者支援基金」に寄付されます。

私たち一人ひとりができることは、そんなに大きなことではないかもしれません。ただ、自分を助けてくれた人に何かお返しがしたい、という想いは、国が違っても、話す言葉が違っても同じだと思います。みんなで支え合っていく、そんな世界を選択していくのは、他でもない私たちです。賛同してくださる方は、ぜひいらしてください。
みなさんとお会いできるのを楽しみにしています。